《MUMEI》

猪俣の顔つきが羅刹の表情へ変わる!



『萩原ぁッ!!…』



猪俣は銃を捨て、階段を駆け降りると、その男に馬乗りになった。



胸ぐらを掴み、力任せに揺さぶり起こす。



『いー!のー!まー!た〜!!』



萩原もギリギリと歯ぎしりをしながら猪俣を睨み上げた!



睨み合う二人の猛者を、土砂降りの雨が濡らしていった…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫