《MUMEI》

この修道院の地下
には秘密がある。


罪深き者を監禁す
る懺悔の牢がある
のだ。


そして僕のお役目
それは罪深き者に
毎朝、神の教えを
説く事。


『おはよう、ケイン
今朝のお勤めをはじ
めよう!』


『よお!相変わらず
〜色気のねぇ物言い
だなジェルマ!

たまにはおはようの
キスから、始めたっ
て構わないんだぜ〜
俺様はよ!』


『ケイン…そんな事
ばかり言ってふざけ
て…

君が、そんな態度だ
から〜牢から出れな
いんだよ。

僕が君の担当になっ
てから8年も経つと
言うのに…』


『もう8年になるの
か?チビで生意気な
ガキだったのに…

いつの間にか、旨そ
うな美人さんになっ
て…

他の奴に取られない
ように、そろそろ牢
から出ないとな〜俺
様も!』


『ケイン、美人さん
て…僕は二十歳の男
なんだからね!全く
…』

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