《MUMEI》 『??』 『シーッ…ジェルマ 此方へ…』 『ラント修道師様』 ラント修道師様は静 かに微笑んで、僕を 地下への入口へ案内 した。 『隠れて居なさい、 出て来てはいけませ んよ。 族の目的はあなたの ようです。理由は解 りませんが…』 『でも、ラント修道 師様…僕が出なけれ ば、皆の命が…』 『大丈夫ですよ、神 の御加護があります からね…さあ、見つ からないように…扉 を隠しますよ。』 地下への扉は、床に 空いている。その上 に、絨毯を広げ隠し た。 地下へ入ったものの どうして良いかジェ ルマは暫く立ち尽く していた。 前へ |次へ |
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