《MUMEI》

キンッ!バシッ!
走りながら、敵と剣
を交える。


『ウグッ…』
敵が倒れる…久々の
感覚に、身を奮わせ
るケイン。


『ギャアア…』
敵が、悲鳴を挙げて
吹き飛ぶ!


『命が惜しくば、こ
こから出て行け!』


『お前は何者だ?』
黒ずくめの男が聞いた


『ふん、お前が黒幕
か?さあな…名乗る
程のモンじゃねえよ』


『何故、ジェルマを
狙う?ありゃ、オレ
のモンだ!諦めろ!』


『ほう?お前が?
何も知らんヤツが…
フフッ、後悔するぞ…ジェルマに関わると』


『……?』


『オイッ、外に王族
警備兵が迫ってるぞ』
盗賊の1人が知らせ
に来た。


『邪魔が入ったな?
もう一度聞く!お前
名は?』


『……ケイン』


黒ずくめの男の顔色
が変わった。
『お前、もしかして
〜赤い悪魔か?いや
ヤツは死んだはずだ
が?』

『さあな?』
ケインはニヤリと笑
った。

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