|
《MUMEI》 『何をしている？ ケイン！』 その時ラント修道師 の声が響いた。 『チッ、これから良 い処なんだ、邪魔す るな！』 『そうはいかないよ ケイン〜大修道師長 様が、お前をお呼び だ、着いて来て貰お うか？ ジェルマ修道士から 離れろ！さあ、早く 。』 ラント修道師は、ケ インの傷口を掴みジ ェルマから引き離し た。 『あの老いぼれは まだ元気なのか？』 『なんと失礼な…大 修道師長様を、老い ぼれ呼ばわりとは… ケイン〜君には神の ご加護も届かないよ うだね？全く８年間 の此処での暮らしも 無駄だったようだな ？』 『いや、全く無駄で はなかったぞ！ジェ ルマを手に入れる事 が出来たからな！』 『な、何を〜ケイン 神は同性との性交を お認めにならない。 ジェルマを罪人に 貶めるつもりか？ なんと罪深き悪の所 業よ〜ジェルマ、早 くこちらへ…』 そう言ってジェルマ へと手を伸ばした。 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |