《MUMEI》 大修道師長コンコン… 『大修道師長様? ケインを連れて参 りました。』 『ああ、お入りな さい。』 扉の中から静かだが 力強い声が聞こえた。 『フッ…じーさん まだ元気だねぇ?』 『ケイン!お前は またそんな事を…』 『ああ、ラント修 道師構わないよ。 ケイン、8年振り かな? 変わりないようだ ね。』 大修道師長と呼ばれ る男は、長い顎髭を 撫でながらケインを 眺めて笑った。 『ああ、そうだな。 テメェにここにぶち 込まれて、その位経 ったかな? 退屈で堪らない日々 を過ごしたぜ!』 前へ |次へ |
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