《MUMEI》 『ジェルマ修道士?』 振り向くとラント修 道師だった。 『ラント修道師様… 大修道師長様とのお 話は済まれたのです か? あの…ケインは地下 牢へ?』 ラント修道師は…驚 いた様な顔をした。 『ジェルマ…あなた はあんな目に会った のに…まだケインの 事を考えるのですか ? あの男は〜危険です よ…』 『あ…ラント修道師 様…いえ、その…』 『ジェルマ修道士〜 私について来なさい 。少し混乱している 様子ですね。 落ち着いて考える時 間を与えましょう』 『??』 『さあ…こちらの部 屋に入りなさい。』 『ここは?ラント修 道師様。』 壁に十字架があり神 の像が飾られてある 小さな部屋。窓が1 つ。 『ここは〜祈りの部 屋です、心に迷いの ある者に与えられる 部屋です。 暫く祈りを捧げて見 なさいジェルマ修道 士?』 そう言い残し部屋を 出て行ったラント修 道師は… ドアを閉め…カチリ …鍵を掛けた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |