《MUMEI》
リボンの首輪
『ジェルマ…』

ケインの声で
目覚めた。


『朝飯を食うぞ!』

僕のベッドにトレイ
を乗せた。


手で十字を切り…祈
りを捧げようとして
気付く…


…あっ…ロザリオ


胸元を眺める僕の
後ろにケインが近
寄り〜首に何かを
巻き付けた。

『何を…ケイン?』

鏡を覗けば〜リボン
を通したロザリオが
チョーカーとして僕
の首に巻かれている


『な…何なんだ?
これ…』


『外すなよ〜オレの
モンだって印だ!

まっ首輪代わりだ!

良く似合ってる…
赤いリボンにして
正解だな…』

ニヤリと笑った。


『うっ…』

恥ずかしさに顔が
赤くなる…


なんだってこんな
辱しめを受けなき
ゃならないんだ…


不意にベッドに
押し倒される…

『ケイン?ちょっと
止めて?』


…あ、僕の朝ごはん
押し倒された振動で
トレイがひっくり返
った…


そんな事はお構い
無しにキスをする
ケイン


『あっん…ふあっ
…ん…はっ…』

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