《MUMEI》 「‥はぁ‥」 苺ちゃん── 鳳君の事‥ 好き‥ なのかな──。 『お兄様♪』 ものすっごく慕ってるみたいだし‥。 ‥それに‥。 鳳君── 冷たくあしらってたけど‥ 満更でもなかったり‥? 「──おい」 「ひっ‥、ぁ‥スイマセ‥」 「‥苺は──」 「ぇ」 「苺はたぶん──悪いヤツじゃねぇから」 「鳳君‥?」 「つーかお前、まさか俺がアイツに気があんじゃねぇかとかくだんねぇ事でヘコんでんじゃねぇだろうな‥?」 「‥でも鳳君──」 「‥アイツまだ12なんだ。構ってやんねぇのも何だろ。‥何笑ってんだよ」 「──だから好かれるんだね」 前へ |次へ |
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