《MUMEI》

「‥はぁ‥」





苺ちゃん──

鳳君の事‥

好き‥

なのかな──。





『お兄様♪』





ものすっごく慕ってるみたいだし‥。





‥それに‥。





鳳君──

冷たくあしらってたけど‥

満更でもなかったり‥?





「──おい」

「ひっ‥、ぁ‥スイマセ‥」

「‥苺は──」

「ぇ」

「苺はたぶん──悪いヤツじゃねぇから」

「鳳君‥?」

「つーかお前、まさか俺がアイツに気があんじゃねぇかとかくだんねぇ事でヘコんでんじゃねぇだろうな‥?」

「‥でも鳳君──」

「‥アイツまだ12なんだ。構ってやんねぇのも何だろ。‥何笑ってんだよ」

「──だから好かれるんだね」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫