《MUMEI》

「──わぁっ、今日はコロッケ?」

「ハ‥ハイっ、一応──」

「‥随分変わった中身なのな」

「ぇ、そうですか‥?」

「‥取りあえず残りもん使っとこうみてぇな感じに見えるけど、俺には」

「ぅ‥」





バレてる‥。





「──ま、食えりゃ問題ねぇけどな」

「はぁ‥」

「ラン、野菜入れるの〜?」

「‥野菜食わねぇと病気になんぞ」

「む〜っ‥」





野菜嫌いな蜜君は、

付け合わせとかは大抵──

鳳君に食べてもらってる。





ただ、

見えない位に細かくすれば食べてくれるみたい。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫