《MUMEI》
この先の予想〜future〜
暑宮ハルオがいつの間にか背後にいた。

「な…いつの間に!?」

京子がまさか、と思い振り返る頃には彼女の首は変な方向に曲がっていた。

「きゅくぴぃっ…………」

変な音を発し、京子は泡を吹き気絶した。

「おれ、きょうこ、すき。だから、おれいがいを、みる、きょうこ、いや。ゆるさない」

ハルオは京子をお姫様だっこした。そして背中に生えたターボジェットエンジンを噴射して、山奥へ飛び去った。

京子がさらわれたこの瞬間、彼氏である一文字はというと

ソープランドでハッスルしていた。

「ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ」

(続く)

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