《MUMEI》
雨音
静かな夜に

雨音が聴こえる

車の音も

人の声も

すべての音を

飲み込んで

消していく

そんな世界が

とても心地良い


渇いた道路に

雨粒がしみこむ

あたたかいにおいが

舞い上がる

雨粒がしみこむ

音がする

その瞬間が

とても好き


静かな夜に

雨音が聴こえる

それだけで

とても幸せ

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫