《MUMEI》

「だって気になるんだもん」

「うるさいわねっ、あんたには関係ないじゃない」

「え〜? 何でさぁ」

「うーるーさーいっ」





苺ちゃんは蜜君を一喝して、

紅茶に角砂糖を‥

5個も入れた。






「──お嬢様、お言葉ですが──それは少し多いのでは‥?」





惷さんが言ったけど、

苺ちゃんはジャムまで入れた。





‥甘過ぎないのかなぁ‥。





「──‥厄介なのに選ばれちまったもんだな──アイツ」

「?」

「日下部は春名家の執事になる前も‥別の令嬢の世話してたりしたんだけどな、何か苺のヤツが勝手に連れて来たらしい」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫