《MUMEI》 「だって気になるんだもん」 「うるさいわねっ、あんたには関係ないじゃない」 「え〜? 何でさぁ」 「うーるーさーいっ」 苺ちゃんは蜜君を一喝して、 紅茶に角砂糖を‥ 5個も入れた。 「──お嬢様、お言葉ですが──それは少し多いのでは‥?」 惷さんが言ったけど、 苺ちゃんはジャムまで入れた。 ‥甘過ぎないのかなぁ‥。 「──‥厄介なのに選ばれちまったもんだな──アイツ」 「?」 「日下部は春名家の執事になる前も‥別の令嬢の世話してたりしたんだけどな、何か苺のヤツが勝手に連れて来たらしい」 前へ |次へ |
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