《MUMEI》

「て‥ていうかお兄様っ、最近苺の事避けてない?」

「‥最近っつーかいつもな」

「〜〜〜〜〜〜‥」





苺ちゃん、

鳳君に構って欲しいみたい。





「‥苺」

「──お兄様?」

「‥ほら」

「? ──ぁ」

「‥やる」

「わぁっ、ありがとうお兄様っ♪」

「バッ‥おい抱き付いてんじゃねぇッ」

「お兄様大好きっ♪」

「く‥日下部っ、コイツ何とかしろっ」

「は‥はいっ三門様」





すぐに、

日下部さんは苺ちゃんを鳳君から引き離した。





鳳君は思いっ切り深呼吸して、

テーブルに頬杖を突いた。





「──‥ったくこの抱き付き魔‥」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫