《MUMEI》 「て‥ていうかお兄様っ、最近苺の事避けてない?」 「‥最近っつーかいつもな」 「〜〜〜〜〜〜‥」 苺ちゃん、 鳳君に構って欲しいみたい。 「‥苺」 「──お兄様?」 「‥ほら」 「? ──ぁ」 「‥やる」 「わぁっ、ありがとうお兄様っ♪」 「バッ‥おい抱き付いてんじゃねぇッ」 「お兄様大好きっ♪」 「く‥日下部っ、コイツ何とかしろっ」 「は‥はいっ三門様」 すぐに、 日下部さんは苺ちゃんを鳳君から引き離した。 鳳君は思いっ切り深呼吸して、 テーブルに頬杖を突いた。 「──‥ったくこの抱き付き魔‥」 前へ |次へ |
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