《MUMEI》 紅茶の時間が終わって、 苺ちゃん達はソファに座って寛いでる。 「ねぇお兄様ぁ?」 「‥‥‥何だよ。つーかいい加減帰れよ」 「え〜? まだいいじゃない」 「‥うるせぇよ。もう夕方だぞ」 「まだ明るいじゃない」 「──‥お前‥ほんとに空気読めねぇんだな‥」 「そんな事ないわよ〜ッ」 苺ちゃんは、 鳳君と言い合いしながら楽しそうにしてる。 「──あのねお兄様? 苺ねっ、今度お兄様とデー‥」 「お兄ちゃあんっ、ボクのヌイグルミ知らなーい?」 「‥知るかよ。何で俺がてめぇのヌイグルミのありか知ってなきゃなんねぇんだ」 前へ |次へ |
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