《MUMEI》

「──今からそっち行くで待っとってや」

「ぇ、あの──」

「ちょっ‥眞野っちここ2階‥!」





未玖が止めようとしたけど、先生はもう飛び降りていた。





「──よっ、と‥。──ん、どないしたん?」

「眞野っち、あの‥大丈夫なんですか?」

「当たり前やん」





呑気に笑っているけど‥

見てた人達はかなりビックリしてる。





「((‥今‥眞野っち飛び降りたよね‥?))」

「((うん‥飛び降りた‥))」

「──何や? そないにビックリしたんか?」

「だって今のはあり得ないっしょ──」

「あんまり無茶するとさぁ──怪我するよ?」

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