《MUMEI》 「───────」 「せやからな、心配せんでええねん」 「──私──‥」 「?」 「私、眞野っちみたいになりたいんです」 「オレ‥?」 「──はい」 「オレよりええ奴は山程おるで?」 「──眞野っちしかいないですよ」 「そか?」 オレはただ──‥。 「また放課後──走りますね、私」 「ほな──また一緒に走ったるな」 「ぇ、大丈夫なんですか? 教務室でする事とか──」 「構へんて、オレもええ運動になるし」 それに‥ お前を独りで走らせたないねん。 お前は、 オレが守るて決めたんやから。 前へ |次へ |
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