《MUMEI》

『もう一度聞く…女に何をした?…』



*『…テメェ…猪俣だな?…』



『ンなこたぁどうでもいいッ!…何をしたと聞いているんだッ!!』



普段物静かな猪俣が声を荒らげた。



すると電話から聞こえて来る声は告げた…。



*『へッ…犯って姦りマクって…殺っただけだぜ…(笑)………』



猪俣の携帯を持つ手がワナワナと震えた。



『お前…何を…言ってる……?


…冗談はヤメろ……』



残酷な現実を信じたく無い本心が、"松の字"の語る現実から逃げようとする。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫