《MUMEI》

「‥食器、流しに置いとくぞ」

「───────」

「‥おい」

「‥ぇ?」

「─────‥何なんだよさっきからお前‥」

「何って──‥」





鳳君達が何か隠し事してるから‥。





「何で教えてくれないんですか?」

「‥何をだよ」

「何か隠してるんじゃないですか?」

「‥んな訳ねぇだろ」





鳳君は、

知らん顔。





「‥早めに寝とけよ、今日は」

「何で答えてくれないんですか?」

「‥しつけぇんだよ」

「ッ‥‥‥」





しつこい‥?





「分かりましたっ、いいですよ‥どうせ私は──」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「──食器、洗っときマス」

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