《MUMEI》 しかし"松の字"の次の言葉は、猪俣を容赦無くその現実に連れ戻した。 *『面識も無ぇ奴に冗談なんて言うかよ(笑)… …おぉ!…そー言やぁテメェの女、胯蔵んトコに2つ並んだホクロが有るんだなぁ… …なかなかソソられたぜ…(笑)…』 その瞬間… …猪俣の中で何かが壊れた…。 猪俣が握る携帯電話がミシリと音を立てる! 『オオオオオオオオォーッ!!! ゴラァ!! テメェ! ブッ殺したらァ!!…』 腹の底から沸き上がる怒りに任せて怒鳴り散らすも、その声は虚しく雨に掻き消されるだけだった。 前へ |次へ |
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