《MUMEI》
恐いものなし
「何で加奈にだけ‥?」

「何この骸骨‥きもっ‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「加奈ぁ、ちょっとこれヤバくない‥? ──ね、加奈──‥加奈?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「あのメルマガ来てからさぁ、何か加奈おかしいよ? ってかどしたの? また待受見て──‥!? これここに写ってる骸骨じゃんっ‥」

「ぇ、やだ‥何なのこれ──」

「‥‥‥フフ‥」

「加奈‥?」

「‥これね‥凄いんだよ‥‥‥」

「‥加奈‥?」





陽菜と亜利沙が、

不安げにあたしを見てる。





でもあたし、

今──

何も恐くない。





ていうかラッキーじゃん?





そうでしょ?





これ持ってれば、

何でも出来ちゃうんだから。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫