《MUMEI》

雅治「もう1つの時計は? どこにある?」
 
榊原「さぁねぇ、オイラは 知らねぇーょ」
 
今度は、茜の肩に手をかけた、榊原だった…
 
清次が榊原を突き飛ばした 
榊原「いたたたたっ」
 「乱暴だなぁ、もぅ…」 「まだ、茜に惚れてるの か?、清次………諦め悪 い外僕だなぁ、お前」
 
清次の蹴りが榊原の腹に
 
榊原「ゲホッ…ヴ……」
 
楓「清次!!」
 
パシーン!
 
楓の平手が清次の頬を叩いた
 
清次「な、なんだよ!」
 
楓「清次!貴方を更迭しま す」
 
清次「な、何でだよ!」
 「俺は、無礼な、こいつ に…」
 
榊原「わかってねぇーなぁ お前は…」
 
榊原が起き上がった
 
榊原「無礼だろうが、何だ ろうが、今、道を開ける のは、俺だけなんだよ」 「場を、見れないから、 お前の親父は、お前に跡 目を任さなかった…」
 
 「親父、無き後も、何も 変わっちゃいねーなぁ… 」
 
清次「お前!絶対殺してや る!」
 
榊原「かまわんよ…今すぐ 殺しな!」
 
 「ほら、やれよ…」
 
清次の目の前に立つ、榊原…
 
榊原「元より、死ぬ覚悟で 来ている…」
 「俺は、今でも、全然い いんだぜ!」
 
自分の手下に取り押さえられた清次
 
清次「放せ!バカやろー! 」
 
手下「楓様のご命令なので す、…若…すみません」 
榊原「若じゃなく、バカだ な…」
 
沸騰する、清次
 
雅治「何故、そんなに逆な でするんだ?」
 
榊原「俺を、レイプ魔にし たのは、こいつだからだ よ」
 
雅治「話してみろ」
 
榊原「全部話してやる…」 「人払いをしろ…」
 「清次は縛って残しとき な!」
 
楓「…よろしいでしょう」 
 「清次を柱に縛りなさい 」
 
縛られる清次
 
清次「覚えてろよ!お前! 」
 
榊原「猿轡しといてね、う るさくって、しょうがな いからさ」
 
にこやかに言う榊原だった 
 
自分の腕の、3つの腕時計を外し、バラす榊原 
 
組み立て直すと、工具になった
 
柱時計の前に来て
 
清次「今から、開ける…」 「見て、覚えろ!」
 
俺に行った…
 
清次「もう1つの柱時計も  同じ作りだ…」
 「…順番を間違えると  、台無しだぜ…」
 
俺に、手解きしながら、榊原が細工時計を、…
 
榊原「頭に入ったか?」
 
雅治「頭にはな……」
 
榊原「この、特殊工具が有 れば、簡単だろ…」
 「後は、時間だ…」
 「それは、俺にもわから ん…」
 
楓「何が起きるの?」
 
榊原「俺が知ってるのは、 開け方だけだ…」
 「まぁ、想像だが、おそ らく、完成品…の何かだ な…」
 
雅治「知ってるのか?」
 
榊原「元々、神無月に使え てた、一族だからな…」 
 「俺の使命は、あんたが 現れたとき、開けるか、 開けないかを、決めるだ けだ…」
 
雅治「……」
 
榊原「その為に、レイプ魔 の汚名を着て、今まで、 生き長らえて来た…」
 
楓「どう言う事ですか?」 
榊原「久保田が時計の秘密 に気付いたのさ」
 
茜「!…」
 
榊原「バカな、あんたらは 、何にもわからず、のほ ほんと、久保田を使って たからなぁ…」
 
楓「…」

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