《MUMEI》 「やった! じゃあ絶対優勝しなきゃ──。ねっ、碧依♪」 「ぅ‥うん」 優勝、か‥。 未玖、かなり乗り気みたい。 「よぉーし、頑張ろーっ!」 「えらい張り切っとるなぁ星野──」 「ふふっ、アイスがかかってますからね──」 「アイス好きなんやぁ‥」 「眞野っちはどうですか?」 「オレか? オレも好きやで」 「──じゃあ眞野っちも一緒に食べましょうね♪」 「──そやな、そうしよか」 嬉しそうに、先生が笑う。 「まぁ、勝ち負けよりもまずは楽しまなあかんやんな」 「──そうですね」 前へ |次へ |
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