《MUMEI》

観覧車がゆったりと廻っている、メリーゴーランドだけじゃない、此処は遊園地だと安心している反面、私はまた、同じだと不安が募り始める。


白い空間に見た観覧車は雄大であり、何か象徴的でもあった。


背にはメリーゴーランド、目の前には観覧車がある。


観覧車が廻るのを私はぼんやり見上げていた。
意味は特には無く、ただ、綺麗だと思っていた。
後々、邪推してみると視線を上へ注視させるための存在感だったのかもしれない。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫