《MUMEI》 「ビッグニュース?」 「うむ、聞いて行くか?」 「‥聞く訳ねぇだろ」 「そう遠慮せずともいいぞ?」 「してねぇよ。つーかお前何でもかんでも探りゃいいと思いやがって──」 「む‥私は断じてそのような事は思っておらんぞ」 「‥だったらそのカメラ持ち歩くの止めたらどうだ」 「それは出来ん。ポチはは私の相棒なのだ」 「‥何だよ、ポチって」 「彼の名前だ」 「‥カメラに名前付けてんのか」 「うむ♪」 「──────‥」 「いいな──」 「は‥?」 「何か──そういう大事な物があるって良くないですか?」 「‥‥‥まぁ‥そうかも知んねぇけど」 「ですよねっ♪」 「‥分かったからあんまり騒ぐな」 前へ |次へ |
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