《MUMEI》

榊原「俺の役目は終わった ……」
 「後は、あんたらで、勝 手にやりな…」
 「…うっ…!」

茜の口から引き抜いて
、顔に精液をかけ、頬と、唇で拭う…
 
榊原「風呂入ってねーから 、臭かったかもな…」
 
茜の服を足で蹴り、茜の方へ…
 
榊原「信念無き、水無月は 、滅びればいい…」
 「それが、俺の答えだが …」
榊原は、鍵と工具を、俺に渡した
 
榊原「後は、お前に任すよ …雅治…」
 
楓「…気が済みましたか… 」
 
榊原「あぁ、いいお○んこ だった…清次には、もっ たいないな」
 
笑いながら言った
 
楓「ならば、もう、用は無 いはず…どこえでも消え るがいい!」
 
榊原「最後の仕事が残って る…」
 
 「雅治殿を、無事、脱出 させねばならない」
 
榊原が俺の前に、膝ま着いた 
 
「雅治殿……お顔を拝見  して、直ぐに、わかりま した…」
 「…無礼を、お許し下さ い…」
 「私の命と引き替えに… 」
 
雅治「……」
 
榊原「奥方様の、忘れ形見 …、面影がございます」 
 「幼少の雅治殿に、3時 の音だけを、聞かせてま した…」
 「しかと、雅治殿と、確 信致しました…」
 
 「神無月は、無様な水無 月を見限り、久保田達を 放置したまま、日本を捨 てるつもりです…」
 
 「後の、ご判断は、雅治 殿に託します……」
 
雅治「榊原、脱出とは、ど ういう意味だ」
 
榊原「水無月の、半分は、 久保田の手に落ちている でしょう…」
 
楓「な、そんな、バカな… 」
 
榊原「失礼ながら、楓、には、当主は勤まりません」 
楓「……」
 
榊原が、蔵にある、日本刀を手にした
 
一太刀で、清次の縄を切った
 
榊原「久保田達が、来ます 裏の林に、応援が居ます 、案内しますので、私か ら、離れぬよう…」
 
その時、蔵に、反乱部隊がなだれ込んで来た!
 
銃を手に!
 
何発か、榊原に命中したが、怯む事なく、切り捨てて行った!
 
清次が銃を取り、反撃に出る
 
俺も、続いて、銃を手に… 
雅治「榊原、お前、完成品 を使ってるな…」
 
榊原「はい、骨が砕けても 、動けます、心配は、無 用です…」
 
応援部隊が加勢した
 
外は、銃弾の雨だった
 
榊原「私が、突破口を開き ます、裏の林に走り込ん で下さい」
 「行きますよ!」
 
人数では、久保田側が圧倒的だが、
応援部隊の武器は、マシンガンのようだ…
 
俺達は、林の中を、ひたすら走った
 
林が開けると、真っ黒なヘリが…
 
榊原「お乗り下さい、」  
茜「お姉様が!」 
 
雅治「楓!」 
 
楓と清次が居なかった
 
榊原「雅治殿、早く!」
 
茜「待って!楓、お姉様が !」
榊原「水無月などにかまけ てられません!」  
 「雅治殿、お早く!」
 
久保田「楓なら、ここに居 ますよ!」
 
後ろから、久保田が歩いて来た
楓を捕まえ、清次は、腹から血を流し、引きづられてた
 
雅治「久保田ぁ!」
 
俺は、仁王立ちしながら、叫んだ! 
 
榊原が俺の前に、壁になった
 
榊原「雅治殿!お急ぎ下さ い!」
 
 
久保田「神無月が動くとは な…」
 「うかつでしたな…」
 「まさか、お前が、神無 月の忘れ形見とは…」
 
久保田は、鬼の形相になってきた…
 
温厚なふりは、出来なくなってきたようだ…

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