《MUMEI》

『猪俣の部屋には女しか居なかったぜ…


…お前らにゃ悪いが勝手に楽しませて貰ったぜ…。


…女は静かに眠ってるよ……ククク…』



ヘラヘラと発した言葉に、電話の相手からは予想外のリアクションが返ってきた。



*『…今…なんて言った。』



萩原とは違う、低い声が受話口から聞こえてきた。



『…誰だお前?…萩原じゃねえな…』



*『萩原は死んだ……他のヤツらもな…』



笠松は絶句し、思わず立ち止まった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫