《MUMEI》

A常務……アンパンマンは目を細めて思い出のページを捲る…。



A常務「あの頃は、ここにいるメンバーで、世界の平和を守るために戦ったものでした…。」



J社長「あぁ…そうだね…


…今では色褪せてしまった思い出だよ…。」



ジャムおじさんは、遠くを見るような眼で感慨に耽った。



その時…



S専務「感傷に浸っている場合ではありません!


事態は一刻を争うのですよ!」



色白で四角顔のS専務が、二人のやり取りに割って入った。



A常務「分かっているさ…。


…食パンマン…。


"ピンチの時こそ、落ち着いて行動すべき…。"


…キミがいつも部下に諭してる言葉だろ…?」



アンパンマンはS専務……食パンマンの肩をポンと叩き、揚げ足をとる余裕すら見せつける。

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