《MUMEI》

「ぇ‥ちょっと──」

「‥寝るっつったんだよ」

「鳳く‥」





って行っちゃったし‥。





「ぁーぁ‥」





何か鳳君可哀相になってきたよ‥。





「‥ラン‥?」

「──どうしよ‥っかな──」

「ラン?」

「ていうかまずは‥ほんとかどうか確かめなきゃだよね──」

「パパ達の事?」

「鳳君は何か会いたくないって言ってるけど──何か違うんじゃないかなぁって」

「分かるの?」

「ううん──分かんない。でもね、何となく」

「──そっか♪」





蜜君はニッコリして、





「じゃあ、ボクも寝るね♪」





部屋に、

戻って行った。

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