《MUMEI》 夜の学校「ぅゎぁ‥‥‥やっぱりやめとかない‥?」 「ぇー何言ってるの〜? 言い出したの弥生じゃん」 「うん‥‥‥そだけど‥」 何か‥ 夜の学校って‥‥‥ 不気味‥。 「──あれっ、木村君は?」 「ぁ‥そういえばまだ来てないよね──」 「──ごめんっ、遅くなって‥」 「ぁ、来た来た♪」 「これで全員揃ったね──」 「ょ‥‥‥よしっ、じゃあ行きますか!」 震える脚を、 無理矢理動かすみたいにしながら‥ あたしは児童玄関に近付いた。 昼休みに事務室から拝借した鍵で、 戸を開ける。 「‥‥‥ぅゎ‥」 真っ暗‥‥‥。 前へ |次へ |
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