《MUMEI》
異変
四階まで行って、

あたし達は階段を下り始めた。





「──ねぇ、何も起きないみたいだよね?」

「下りられてるし──」

「下りてないよ」

「ぇ?」

「? 何言ってんの木村君、下りてるじゃん」

「ううん、違うよ」





木村君は、

首を振った。




「下りてないよ、グルグル回ってるだけ」

「ぇ‥?」

「──見て」





木村君が、

階の番号を指差した。





【4】





「ぇ‥?」





何で4階なの?





あたし達、

階段下ってきた‥

よね‥?





「──ほんとだったでしょ?」

「ぇ‥」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫