《MUMEI》 「──っ──」 「あー、眞野っちが碧依泣かしたぁ」 「ぇ‥何でオレやねん」 「冗談だって♪」 星野は笑うて、 「じゃあ後は眞野っちヨロシク♪」 また俺の肩を叩いて向こうに行ってもうた。 「──よう頑張ったな」 「──ぇ」 「頑張った頑張った。完走したんやで? 凄いやん。な?」 「───────」 「偉い偉い」 頭撫でたったら、 嬉しそうに碧依は笑うた。 「‥‥‥ん"、ん"ー‥」 「? 萱島──」 「((‥そういう事は皆のいない所でやれ‥))」 「((ぁ‥、そやな‥))」 みんながおる事‥ すっかり忘れてもうてた──‥。 前へ |次へ |
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