《MUMEI》
初恋
ガラッ…
教室のドアの開く音がした。
隣の席の人だ。

正直 内気な私は普段だと緊張して初対面なんかに挨拶なんて出来ないだろう。
しかし その時はなぜだか挨拶が軽く出来た。

「よろしく。」
そう言うと彼はニコッと笑い
「よろしく!」
と答えてくれた。

その時なぜだかドキッとした気がした。
恋なんてしたことのない私は昔から自分はなかなか恋の出来ない女なのだろうと思っていたので「恋愛」というのがよく分からなかった。

昔みた少女漫画の一目惚れする主人公の女の子。
その頃は憧れだったが今考えると一目惚れなんてしょせん相手の顔で好きになったってことなんだからステキな恋なんかじゃない。
そんな風に思っていたせいもあったのか私はその一瞬の「ドキッ」を忘れようとしていた。

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