《MUMEI》 見た感じじゃ‥ どう見ても20位なんだよな──。 「ところで音無様──」 「はい?」 「何かご用がおありでいらしたのでは?」 「‥‥‥ぁ!」 忘れてた‥ッ。 「こ‥‥‥」 「こ?」 「紅茶‥」 「呼びにいらして下さったのですな──」 「ハイっ‥そうなんす☆」 「では、わたくしめもご一緒させて頂くとしましょうかな」 柏木さんは、 写真を元あった場所に戻すと、 ゆっくりとベッドから立ち上がった。 「音無様──」 「?」 「ありがとうございました」 「ぇ?」 「音無様が零様方に会われなければ──こうしてまた一家が集う事はなかったかもしれません故──」 前へ |次へ |
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