《MUMEI》

「そう──ですか?」

「はい」

「──おいお前ら‥紅茶冷めちまうだろ、早く来いよ」

「ぅあっ‥スイマセンッ」

「参りましょうか、音無様」

「ハイっ☆」





良かったな──

また4人が揃って。





「───────」

「音無様?」

「ぇ‥ぁ‥ハイっ、だ‥断じてぼんやりはしてないっす☆」

「はい──存じております」





柏木さんが、

ニコッとした。





「あっ、そだ──美味しいマフィンあるんですよ♪」

「それは楽しみでございますな──」

「ほかにもお菓子ありますからね♪」




そしたら、

また柏木さんはニコッと笑った。

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