《MUMEI》

「‥おい、母さん行ったか」

「ぁ‥ハイっ‥。もう出て来てだいじょぶです‥」

「──‥悪ぃけど‥コイツ部屋に運ぶの手伝ってくんねぇか」

「ハ‥ハイっ」





蜜君──

寝ちゃったんだ──‥。





「──ほわ‥」





可愛い──。





「‥お前まさかコイツの事可愛いとか思ってんじゃねぇだろな」

「!?」

「‥確かにちっこくて子猫みてぇなシュークリーム頭のガキだけどな‥」

「鳳君だって可愛いですよ♪」

「‥‥‥は?」

「ぇ──」

「‥別に俺は可愛くなくていいっつの。つーか‥とっとと手ぇ貸せ」

「ハイ‥‥‥」

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