《MUMEI》
目覚める力(天野大輔)
何も…言い返せない…


なんだろう

この感覚は…


『(気持ちいい…)』


あの高さから
叩きつけられた衝撃で
目覚めてしまったのだ…


隠された僕の力…

『Mっ気』が…





『ゴゴゴゴゴゴゴッ…』

異様な威圧感に
少女が震えだす…



「一般人が纏える威圧感ではない…お前は…お前は何者じゃッ!」



「クックック…僕が赤ペン先生にでも見えるのかい?学研のおばちゃんに見えるのかい?」


「…」


「僕は…僕以外の何者でもない…君が目覚めさせてしまったんだ…この力を…この才能を…」


「危ないやつじゃな…。もう殺すしかないな…」


「いささか考えが飛躍し過ぎじゃないかい?君は目覚めさせてしまった、この力の責任を取ればいいんだッ!!」


「黙れ!!」


念力を使い
何度も何度も
僕を叩きつける少女…


「…そうだ…それでいい…最高だ…」


「なんじゃ、コイツッ!気持ちワルッ!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫