《MUMEI》

「──ランっ、ラン、大変大変!」

「?」

「鍋からね、何かボワーッて!」

「ボワー‥?」

「!」

「鳳君っ!?」





ぇ‥

何だろ、

ボワーッて‥。





下に下りて、

台所を覗いたら。





「‥ぁ‥」






煙‥?





「良かった──火は出てなかっ‥、!!」





ぃ‥

痛い‥。





「‥バッカヤロウ、てめぇ屋敷燃やす気か‥?」

「スイマセン‥でした‥」





そだったよ‥

何で私ってば火元離れちゃったんだろなぁ‥。





「‥燃えなかったらいい事にしといてやるよ」

「ぇ──ほんとで‥すか‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫