《MUMEI》

「──おい、いつまで寝てやがんだ起きやがれ」

「‥ふぁぃ‥? ──って‥‥‥、ぇ‥!?」

「‥めざましかけといて起きねぇってどんだけだよ」

「ス‥スイマセ‥」

「‥取りあえず朝飯」

「ハイっ‥」





寝坊‥

するはずじゃなかったんだけどなぁ‥‥‥。





ていうか私──

何か‥

夢見てたような‥‥‥。





どんな夢だったっけ‥?





「──おい、遅刻したらお前のせいだかんな」

「ぅあっ、今行きます今行きますっ」





やっぱり‥

まだまだ修行が足りないか──。





私も柏木さんとか日下部さんみたいに──

ちゃんとご主人サマのお世話出来るようになるかな──。





なるよね?





──うん。





「さぁて──」





今日も1日頑張りますか──。





「──おっはようございまーす♪」

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