《MUMEI》 【10話】楽しみな事7月の半ば──。 クラスでは、 夏休みの話題が沸騰中。 「えっ、真奈花北海道行くの〜?」 「いいな──。あたしなんてお祖父ちゃんの家行く位だよ?」 「それだってまだいいって──うちなんかさぁ、留守番だよ?」 「じゃあ──あたしん家来る?」 「マジっ? いいの?」 ──色んな話が聞こえてくる。 みんな、 ほんとに楽しそう。 「音無は夏休みにどこか行くのか?」 「──ぇ?」 「何やら嬉しそうな顔をしているな──。さては三門と一線越え‥」 「──何勝手に妄想してやがんだ、てめぇもバカか」 次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |