《MUMEI》
ギンカクとキンカク(響姫)
「どうするか、この変態…」


無視したら『今度は放置プレイ!?』と喜び


出血多量とイキ過ぎで気を失った男を見て、銀髪の少女は途方に暮れた。


その時


「また念力を使ったな、ギンカク」

「あ、姉者…」


恐る恐る振り返ると、そこには無表情の金髪美女


銀髪少女・ギンカクの姉


キンカクが立っていた。


「…今度はドMか」


笑顔で気を失っている男を見て、キンカクはため息をついた。


ギンカクの念力には、人の隠れた性癖を目覚めさせる副作用があるのだ。


先日も…


とある少女が寺を訪れ、ギンカクの念力の被害にあい


…ドSに目覚めてしまった。


『縄と首輪と鎖買わなきゃ!』


そう言って、街に向かった少女の名は


『ハルカ』と言った。


「とにかく、中へ運ぶぞ」


とりあえず、キンカクは男を寺に入れ、治療と着替えを行なった。

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