《MUMEI》

大介の肩を借りて、中に入った
 
大介「どうしたんですか」 「足……」
 
雅治「ちょっと、折っちま った…」 
 
大介「とにかく、奥へ、真 樹も居ますから」
 
茜「あら、真樹さんも」
 
大介「えぇ、機能ここに来 たんです」
 
 
 
大介「防犯センサーに反応 があったから、モニター を見てたんです」
 「そしたら、雅治さんが ……」
 
真樹「無事で、よかった… 」
 
真樹が涙ぐんだ…
 
大介「水無月の、護衛の人 が、…水無月が崩壊した って…」
 
真樹「逃げなさいって言わ れて…」
 
雅治「早川達はどうした」 
大介「…わからないんです …」
 
雅治「…そうか…」
 
茜「ごめんなさい…私の力 が、足りないから、みな さんに、…」
 
雅治「茜!どうして、打ち 合わせどうりに行動しな かったんだ!」
 
茜「…」
 
雅治「俺の指示に従えない のか?」
 
茜「いえ……」
 
雅治「もし、ここが、敵の 手に落ちてたら……」
 
茜「ほったらかして、自分 だけ逃げるなんて、出来 るわけないでしょ!」
 
雅治「2人一緒に捕まった ら、終わりだろう!」
 
茜「だったら、もっと、マ トモな作戦にしてよ!」 
雅治「ゆとりがないんだ! 博打要素も必要なんだよ !」
 
茜「ゆとり、無い人を、置 き去りにするの?!」
 
雅治「口答えするな!」
 
茜「……」
 
 
大介「…多分、ここは、大 丈夫です、俺たち、携帯 も捨てて、尾行にも気を 付けてきましたから…」 
雅治「そういう問題じゃな い!、信頼関係が崩れる んだ……勝手な事…」
 
真樹「茜さん!…」
 
茜が泣き出した…
 
茜「……」
 
真樹「ちょっと、キツく言 い過ぎじゃぁ…」
 
雅治「…」
 
茜「…私、独りじゃ…」
 「何も、出来ないの…」 「たとえ、殺されたって ……貴方と、一緒の方が …」
 
雅治「…すまん…言い過ぎ た…」
 
 
真樹「コーヒーでも、入れ ますね、食料も、いっぱ いあるから、心配ないよ 」
 
真樹が明るく言った
 
場の雰囲気を、変えようと……
 
大介は、モニターを見てる 
大介「…大丈夫そうですね …」
 
 
 
コーヒーを飲みながら、経緯を話した…
 
大介「……」
 
真樹「…」
 
雅治「巻き込んじまって、 すまない…」
 「…ミスは、死に、繋が るんだ…」
 「……お前達が居ると知 ってれば、此処には、来 なかったんだが…」
 
大介「水臭いですよ、」
 「いまさらです」
 「地下の、道具が必要な んですよね」
 
雅治「あぁ…」
 
 
此処は、俺と大介の、秘密の場所…
 
大介、の、工場でもある
 
大介、お手製の、便利な物が、たくさん有るんだ
 
 
大介「…雅治さん…」
 「…ちょっ、大丈夫っす か!」
 
雅治「…大丈夫、だ…」
 
茜「横になって」
 
大介「ふとんひきます!」 
茜「ムリするから…」
 
雅治「安心したからかな… 目眩がする…」
 
茜「身体を、休めましょう 」
 
雅治「すまない…」
 「少し、休むよ…」
 

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