《MUMEI》
―大地視点―
鈴城かぁ。なんか納得いかないけどまぁいいか。空娘が決めたなら(本当はまだ決めてない)

まず仲を良くしなきゃだな。


あー。なんか気が進まねェでもやるしかないよな。


「大地!」

丁度空娘も来たとこだし。
「よう。」


「うん。おはよう。」

「よし。今日はまずミーティングだ。」


「ミーティング??何で?ってか何の?」


コイツもう忘れたのか・・・?

記憶力はお婆ちゃん並か!
・・・なんて。絶対こんな事口には出さないけど。


「???」

ホントに分かんないんだなコイツ。ここまで忘れっぽいと本当に悩んでるのか分かんなくなるな。

「好きな人の事!」

空娘は一瞬考えるように腕をくみ、大地はそれをじぃ〜っと見つめていた。

「あ〜アレね〜ってかキモい。」

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