《MUMEI》

「だ‥だって──無意識といいますか‥」

「はぁ‥。何か疲れんな」

「スイマセン‥」

「──いいけどな、別に」

「──ぁ」

「‥ぁ‥?」

「宿題出るんだよなぁ‥」

「──何とかなんだろ」

「鳳君は簡単かもですけど──‥」





私には‥

ちんぷんかんぷんなんです‥。





「‥何なら俺が教えてやっから」

「ぇ」

「──ほぅ、自ら家庭教師に立候補するとは──やるな三門☆」

「‥誰が家庭教師だ、宿題手伝ってやるっつっただけだろ」





呆れて、

大袈裟な溜め息をついた鳳君。





「‥どうもこのガヤガヤした雰囲気は性に合わねぇな‥」

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