《MUMEI》 暑さに弱い‥?“ふぅ‥‥‥” あんなに元気良く雪玉を投げてた雪子が、 急にへたり込んだ。 「雪子‥?」 “あー‥しんど‥。やっぱ夏はあかんかったやろか──” 「家の中入れば? クーラー付けてあげるから」 “くーらー? 何やそれ” 「とにかくおいでよ、そこにいたら溶けちゃうかもよ?」 “──あんた──度胸あるなぁ” 「ぇ?」 “ほな、お言葉に甘えさせてもらおか──” 雪子は、 ピョーンと窓枠に飛び上がって、 部屋に入って行った。 「凄いな‥」 前へ |次へ |
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