《MUMEI》

茜「もうひとつ、あります 」
 
雅治「?」
 
茜「もし、神無月が動くと なれば」
 「久保田達と、正面衝突 になるでしょう…」
 
雅治「何故だ?神無月は日 本に見切りを付けたはず だろ?」
 
茜「神無月の血を引く、殿 方は、別格なのです…」 「…」
 
雅治「…」
 
茜「榊原が貴方を助けに廻 った時点で、何かが、変 わったと思うのですが… 」
 
雅治「俺には…わからん… 」
 
茜「しきたりの中で育った 人にしか、わからないか もしれません…」
 
雅治「茜は、そう思うのか ?」
 
茜「はい…そう、感じてま す」
 
雅治「……」
 
 
 
大介「とにかく、何か、食 べませんか?」
 「雅治さんも、体力つけ なきゃ……」
 
真樹「そうしましょう」
 「…私達には…他に、何 も、してあげれないし… 」
 
 
食欲は、なかったが、体力はつけないと……
 
この、足が、いつまで保つかもわからんし……
 
確かに、時間は無いんだよな…
 
 
 
テレビを見ながら、食事をしてた
 
茜「あっ…!これって…」 
雅治「!…」
 
茜「神無月が…動いたんだ …」
 
久保田が寝城にしてる、アメリカ企業が、敵対的買収を受けてた…
 
親会社の、ロッ○ードも、事実上の黙認だと、アナウンサーが話してた…
 
茜「ネットに繋がるパソコ ン有る?!」
 
大介「有ります」
 
 
 
茜「…間違いないわ…」
 「水無月の反乱舞台の会 社も…軒並み株価が上が ってる……シテ戦だわ… 」
 
雅治「…博打か…」
 
茜「…何日間で…結果はで るわね…」
 
真樹「結果見てからにした ら?」
 「ねっ、そうしましょう よ…」
 
大介「少しでも、体力、回 復するだろうし…」
 
茜「ご判断は、雅治様に託 します、」
 「どちらでも、私くしは 、お供いたします」
 
雅治「…結果は、いつ頃は っきりする?」
 
茜「週明けには、間違いな いかと…」 
 
雅治「4日後か…」
 
 
雅治「大介、例の物は?」 
大介「地下室に、あります ……けど、」
 
雅治「場合によっては…  持って行く…」
 
大介「……」
 
雅治「なぁ、大介…」
 
大介「はい?…」
 
雅治「真樹とは、寝たか? 」
 
大介「……はい…」
 
雅治「約束、守ったな」
 
大介「…雅治さんに、なん て言おうかって…」
 
雅治「俺と、真樹は、セフ レだ…気にする事はない 」
 
茜「妹さんにも、手を出し てたのですか?!」
 「…信じられない…」
 
真樹「…違うよ…私が、頼 んだの…してくださいっ て…」
 
茜「…節操ないんですね… 」
 
真樹「違うの!」
 
真樹が、話し始めた…
 
美樹と真樹の3Pの事を… 
遠い、昔の出来事に感じる…
 
…美樹……今は、もう…
居ないんだな…お前は…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫