《MUMEI》

──夜、

自分の部屋でぼんやりしとったら‥





「──あれ、あんたまだ寝ぇへんの?」





瑠奈姉が──

カップを2つ持って入って来た。





「珍しいなぁ、あんたがほけーっとしとるやなんて」

「オレかていつもはっちゃけとる訳やないで?」

「ふふっ──緊張しとん?」

「たぶんな──‥」





緊張しとるんやと思う。





色々──‥。





「──ほい」

「?」

「取りあえず──体あっためて落ち着いてみ」

「──おおきに‥」

「そや──碧依ちゃんマラソン大会完走したんやてなぁ」

「──ぁぁ──。あいつは──ほんまに頑張った」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫