《MUMEI》 「おい、翔貴!お前この高校に来てたのかよ!」 「はぁ?」 寝ぼけた顔で聞き返す翔貴。 「俺だよ!孝昭だよ!昔遊んだだろ?」 「ああ!孝昭か!」 お互い思い出し、懐かしい話をし合った。 「でもなんで幼稚園のときしかいなかった孝昭がここに居るんだ?」 ふと翔貴が尋ねる。 「それがさ親が急にここに戻るっていうからさ、帰ってきたんだ」 孝昭は楽しそうに話した。ふとチャイムが鳴った。 「じゃあ俺となりのクラスだから、じゃあな!」 「おう、またな」 翔貴はすっかり目が覚めていた。 前へ |次へ |
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