《MUMEI》 (恵の事が孝昭は気になってるのか…) 翔貴は考え込んでいた 彼には関係の無いことのはずなのに、なぜか心がとても重くなっている気がしてならなかった。 そして何より孝昭の出会いを喜べていなかった。翔貴は自問自答を繰り返した… (俺は恵が好きなのか?) (そんなはずはない、確かに綺麗だけど俺は好きじゃないはずだ…) 何より恵は翔貴の幼なじみであることは変わりないことだが、一度も彼は恵を恋愛対象として見たことはないはずだった。 前へ |次へ |
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