《MUMEI》 夜明け──だんだん、 空が明るくなってきた。 夜が‥ 明け始めているみたい。 「‥おい」 「?」 「‥見てみろよ、東」 「ぇ──」 社の格子窓から、 東の空を見る。 「ぁ‥‥‥」 綺麗──。 朝焼けが、 凄く綺麗。 「──さて、休憩済んだら帰った方がいいわ。また何かあったらいらっしゃい」 「はい──。‥?」 御守が── あったかいような気がする。 “帰ろう、紬──” 氏神様が、 穏やかに笑う。 “声が届いて良かった──本当に” 前へ |次へ |
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